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光を感じるかん体と色を感じるすい体とは?

私たちの目は、どうやって光や色を感じ取っているのか知っていますか?

よく考えてみれば、とっても不思議なことですよね…。

でも、目の機能を知ることでその謎を解き明かすことができます!

私たちが光と色を感じるのに欠かせない「網膜」と、その中にある細胞の役割について詳しく見て行きましょう。

網膜の役割と2つの細胞

人間の目の奥には「網膜」と呼ばれる、とってもうす~い膜になった部位があります。「網膜剥離」や「網膜症」って聞いた事ありませんか?網膜は、病気になると失明のリスクが生じてしまうことでも有名です。つまり、それだけ目にとって重要なパーツなんですね。

網膜とは目に入った光の情報を脳に伝えるために、映像へ変換する機能を持った部位です。カメラのフィルムをイメージすると分かりやすいかもしれません。

ただ単に光を脳に伝えるだけでは、光が映し出されるだけで終わってしまいますよね。脳が光を映像として認識するためには、その明るさや色合いの情報を細かく受け取る必要があるんです。

そのために活躍しているのが、「かん体」と「すい体」という2つの細胞です。

かん体細胞とは?

かんたいと言っても、海軍の艦隊ではありませんよ!漢字は難しいのですが「桿体」と書きます。かん体細胞とは網膜にある目の細胞の1種で、主に暗い所で光を読みとる機能があります。

片方の目になんと1億個以上も存在していて、主に網膜の中でも黄色くなっている「黄斑」と呼ばれる部分の周辺に、散りばめられるように配置されています。

光を見つけるのが得意なので、暗がりにあるささいな明かりでも見つけ出すことができます。私たちの目は、かん体細胞のはたらきのおかげで暗い場所でも物を見ることができるんですね。他にも、視界の周辺を広く感知する能力にも優れています。

ただ、かん体細胞は明るい場所で機能が鈍ってしまう上、色を感じることができません。そこで活躍するのが、もう一方の細胞である「すい体細胞」です!それでは、すい体細胞とは何なのでしょうか?

すい体細胞とは?

すい体細胞とは網膜にある目の細胞で、主に明るい所で色を読みとる機能があります。漢字では「錐体細胞」と書きます。

片目だけで500万個を超えるすい体細胞が存在しますが、かん体細胞に比べると少なめな配分になっています。かん体細胞は黄斑の周りに集まっているのに対して、すい体細胞は黄斑の中心部から広がるように分散しています。

自分の目の見え方をよく確認してみてください。視点を集中させている中心部は色が鮮明で、周りは色が薄くなっていませんか?これは、色を感知するすい体細胞が網膜の中心に集まっているからなんですね。

また、視点を集中させた“視野の中心”を鮮明に映し出すことを得意としています。明るい場所ではっきりと色のついた映像を見ることが出来るのは、すい体細胞のおかげなんですね。

ただ、すい体細胞は暗い場所や視野の周辺を映像として変換することは苦手です。この点は、もう一方の細胞であるかん体細胞が補っています。

まとめ

人間の目は、パッと開くだけですぐに映像が飛び込んできますよね。

これだけを考えると、物が見える仕組みは単純なように思えます。

でも、目の中では膨大な数の2種類の細胞が活動をしていて、そのはたらきのおかげで私たちは色や光を感じることが出来ているんですね。

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